【所有者必見】犯罪で使われやすい空き家の特徴は?管理と対策の徹底を!

「ちょっと待って、その空き家、大丈夫?」
空き家の増加が社会問題となるなか、管理が行き届かない物件が犯罪の温床になっていることをご存じでしょうか?
不審者のたまり場になったり、違法な取引の拠点にされたりするケースが後を絶ちません。
「うちの空き家は関係ない」と思っていても、放置しているだけでターゲットになる可能性があるのです。
では、犯罪に利用されやすい空き家とはどのようなものなのか?
そして、所有者としてどのように対策すればいいのか?
この記事では、具体的な特徴と有効な管理方法を徹底解説します。
あなたの大切な資産を守るために、ぜひ最後までご覧ください。
目次
空き家は犯罪リスクを高める?放置による危険とは
空き家は放置されることが多く、様々な犯罪に利用されるリスクがあります。
そのため、しっかりと管理しなければなりません。
2023年の総務省の調査では、空き家は900万戸あるとされ、これは過去最多の数値。
東京ドーム約400個分の広さに相当し、依然として多いと予想されています。
空き家を放置することは犯罪を誘発し、地域社会全体の安全を脅かすことに繋がります。
実際、警察庁から注意喚起が出ており、未然に防ぐためにも適切な管理が必要です。
犯罪学者ジョージ・ケリング氏が提唱した『窓割れ理論』によれば、荒れた環境が犯罪を助長する可能性があるとされています。
空き家も例外でないため、適切な管理が行われなければ、犯罪のリスクが高まると考えられます。
犯罪に狙われやすい空き家の特徴4選
空き家は、その状態や立地によって犯罪に遭いやすさが異なります。
ここでは、特に狙われやすくなる特徴を4つにまとめました。
- 人目につきにくい
- 部外者が侵入しやすい
- 内見用の鍵がダイヤル錠や隠し鍵
- 空き家だとわかりやすい
人目につきにくい
犯罪者は、人目を避けやすい場所にある空き家を狙います。
長期間、誰にも気づかれずに侵入できるため、不法侵入や不法滞在のリスクが高まります。
- 住宅街の奥まった場所にある
- 角地で隣家との接触が少ない
- 1フロア1室の建物で住人の出入りが少ない
- 夜間でも街灯が少なく、暗い通りに面している
- 塀や植え込みが多く、外から家の様子が見えにくい
このような条件の空き家は、犯罪者が内部を物色しやすいため、特に注意が必要です。
部外者が侵入しやすい
空き家の劣化や防犯対策の甘さなどの隙が見えれば、犯罪者が狙いやすいのは理解できるのではないでしょうか?
空き家に侵入しやすいと思われる特徴は、以下のようなものが挙げられます。
- 玄関や窓の施錠が甘い
- 建物が古くドアやフェンスが劣化している
- 防犯カメラや監視システムがない
- 柵や塀が壊れている
特に築年数が古く、長年放置されている空き家は、泥棒や不法占拠者にとって入りやすくて逃げやすい環境となってしまいます。
内見用の鍵が適切に管理されていない
犯罪グループは、実際に不動産会社に問い合わせ、空き家を内覧することを知っていますか?
理由としては、空き家の鍵の管理場所を把握するため。
内見の際、鍵の隠し場所を把握したり、ダイヤル錠の暗証番号を盗み見たりし、後日侵入を試みます。
もし、隠し場所や暗証番号が長い期間変わっていないと、空き家に侵入されるリスクが高いです。
そのため、鍵の保管場所の鍵を自分で保管したり、保管できない理由がある場合は暗証番号を頻繁に変えるようにしましょう。
空き家だと一目でわかる
「この家には誰も住んでいない」と犯罪者に判断されると、空き家への侵入リスクが急増します。
主に、空き家だとわかりやすい特徴は以下の通り。
- ポストに郵便物が溜まっている
- 庭の雑草が伸び放題
- 電気・水道メーターが動いていない
- 窓のカーテンが常に閉まったまま
- 夜間になっても明かりがつかない
これらのサインがあると、空き家であることが一目でわかってしまいます。
空き家はどのように悪用される?
空き家は放置されることが多く、人目につきにくいという特徴から、様々な犯罪に悪用される可能性があります。
以下に、悪用される例をまとめました。
- 放火の標的になる
- 不正薬物の受け渡しの使われる
- 犯罪者の潜伏場所になる
- 詐欺グループのアジトに使われる
- 不正購入品の受け取り先として利用される
- 特殊詐欺グループの現金送付先に使われる
放火の標的になる
愉快犯による放火の被害を聞いたことがあるのではないでしょうか?
標的となりやすい建物のひとつが空き家です。
空き家は人の出入りが少ないため、火を付けられても気付きにくいのが特徴です。
管理が不十分な場合、ゴミや枯草が溜まりやすく、瞬く間に燃え上ってしまいます。
さらに、門扉がなかったり、玄関や窓が施錠されていなかったりする場合、放火のリスクはさらに高まります。
実際に、放置された空き家が放火され、全焼する事件も発生しています。
火災による被害は、建物の損失にとどまりません。
延焼によって近隣の建物にも被害が及び、場合によっては損害賠償を求められることもあります。
不正薬物の受け渡しの使われる
管理が行き届いていない空き家は、違法薬物の取引や製造の拠点として利用されるかもしれません。
これは、前述の一目につきにくいことが関係します。
過去には、空き家を改造して大麻を大量栽培していた事件や、覚せい剤の取引が行われていたケースも報告されています。
薬物関連の犯罪が発生すると、周辺地域の治安が悪化します。
そして、いつの間にか、周囲の住民が巻き込まれる事案にも繋がることも。
さらに、薬物の取引は暴力団などの資金源となります。
そのため、一度犯罪に利用されると、その空き家や周辺地域が継続的に狙われる可能性があります。
犯罪者の潜伏場所になる
犯罪者が逃亡中で見つからないというニュースは見たことがありますよね?
そんな人にとって、放置された空き家は最適な場所です。
人の出入りがない空き家は、外部の視線を気にせずに犯罪者が潜伏できます。
そのため、長期間の隠れ家として打って付け。
特に、周囲に住人が少ないエリアや、管理が行き届いていない建物は、安全な逃亡先となりやすいのです。
犯罪者が身を潜めることで、地域の安全が脅かされるだけでなく、空き家の所有者にも責任が問われる可能性があります。
詐欺グループのアジトに使われる
空き家は詐欺グループのアジトとして使われることもあります。
詐欺グループには「ハコ屋」と呼ばれる役割の人物が存在し、アジトに適した空き家を見つけて提供するケースがあります。
過去には、不動産業者が詐欺グループに空き家を貸し出し、逮捕された事件もありました。
アジトとなった空き家では、詐欺電話の発信や詐欺グループメンバーへの指示が行われることが多いです。
そのため、一度拠点として利用されると、継続的に犯罪に利用されるリスクが高まります。
不正購入品の受け取り先として利用される
空き家に荷物が届いても、あまり気にする人はいないでしょう。
そのため、犯罪で不正購入した商品の受け取り先としても、使われることがあります。
犯罪者は、盗難や偽造クレジットカードを使い、通販サイトなどで商品を購入します。
その配送先として、空き家を指定します。
最近では、置き配や宅配ボックスを利用することで、犯罪者が不正に荷物を受け取ることが容易になっています。
この手口が発覚した場合、空き家の所有者が犯罪に関与していなくても、警察の捜査対象となる可能性があるため、注意が必要です。
特殊詐欺グループの現金送付先に使われる
近年、特殊詐欺の手口は「振り込め詐欺」から「現金送付型詐欺」へと変化しています。
この新たな手口では、だまされた被害者に空き家の住所を伝え、現金を送付させる方法が取られています。
また、犯罪グループは被害者を空き家の前に呼び出し、直接現金を受け取るケースもあります。
こうした犯罪に利用されると、警察の捜査が入る可能性が高く、空き家の所有者が意図せず関与していると疑われるリスクも生じます。
空き家を犯罪で使われないための対策とは
空き家を犯罪に利用されないようにするには、適切な管理と防犯対策が不可欠です。
ここでは、効果的な5つの対策を紹介します。
- 鍵の管理を徹底する
- 空き家に管理者が住む
- 定期的な巡回や周辺住民の監視
- 侵入者が嫌がるような設備を設置する
- 活用予定のない空き家は売却・取り壊しを検討
犯罪で使われないための対策を学び、実践することで空き家やその地域全体を守れるようにしましょう。
鍵の管理を徹底する
玄関や窓などの施錠を徹底することは、最も基本的でありながら重要な防犯対策です。
鍵のかけ忘れや、破損したドア・窓を放置していると、犯罪者にとって侵入しやすい環境となります。
そのため、玄関や勝手口、窓の鍵がしっかり機能しているか定期的に確認し、必要に応じて修理することが大切です。
また、犯罪者の侵入経路となる可能性のある窓ガラスには、防犯フィルムを貼ります。
そうすることで、割られても簡単に空き家へ侵入されません。
さらに、スマートロックや防犯アラームを導入することで、空き家の防犯性を向上させることも有効です。
空き家に管理者が住む
空き家に住む、または誰かを住まわせるという対策はいかがでしょうか?
空き家に人が住んでいるという事実だけで、不審者は侵入をためらいます。
これにより、犯罪の抑止効果が期待できます。
しかし、空き家の所有者が現在住んでいる場所と離れている場合、この方法を実践するのは難しいこともあります。
そのような場合でも、定期的に訪問し、郵便物の回収や掃除することで、人が住んでいるように見せる工夫が可能です。
また、夜間にタイマー式の照明を設置し、定期的に明かりをつけることで、不審者に「この空き家には人がいるかもしれない」と思わせることもできます。
定期的な巡回や周辺住民の監視
定期的に空き家を巡回し、管理することは不審者を遠ざけるのに有効です。
巡回時には、空き家に破損がないか、玄関や窓が開いていないかを確認し、郵便ポストにチラシや郵便物が溜まっていないかもチェックすることが大切です。
他にも、近所の人とのコミュニケーションを密にすることも、犯罪者の早期発見につながります。
庭の草木が伸び放題だったり、ゴミが散乱している状態は、不審者に狙われやすいです。
郵便ポストにチラシが溜まっている状態も、空き家であることを示すサインとなります。
侵入者が嫌がるような設備を設置する
空き家を狙う犯罪者は、リスクが高い場所を避ける傾向があります。
そのため、防犯設備を設置することで、不審者の侵入を防ぐことが可能です。
センサーライトは、人が近づくと自動的に点灯し、不審者を驚かせられます。
また、防犯カメラを設置することで、録画されることを嫌う犯罪者の心理を利用し、狙われにくくなります。
実際に設置せずとも、「防犯カメラ作動中」「管理人巡回中」と書かれたステッカーを空き家に貼るだけでも、一定の犯罪抑止効果が期待できます。
活用予定のない空き家は売却・取り壊しを検討
もし空き家を放置し続けているのなら、売却や取り壊しを考えてみてはいかがでしょうか?
長期間にわたって活用予定のない空き家を放置することは、犯罪リスクを高めるだけでなく、所有者にとっても大きな負担となります。
そのため、将来的に利用する予定がない場合は、売却や解体を検討することが根本的な解決策です。
空き家を手放せば、管理の手間や税金の負担から解放されるだけでなく、売却金を貰えるかもしれません。
反対に放置し続ければ、行政処分の対象となる可能性があるだけでなく、固定資産税が最大6倍に増額されるリスクもあります。
「空き家ZERO」のような専門の買取業者を利用すれば、老朽化した建物であっても買い取りに対応します。
犯罪に巻き込まれないためにも、活用予定がなければ売却や解体を検討し、管理の負担を軽減することが重要です。
空き家が犯罪に遭わないための管理を徹底
人目につきにくい場所にあったり、部外者が侵入しやすい状態にあったりする空き家は、犯罪者にとって好都合です。
悪用を防ぐために、鍵の管理を徹底したり、侵入者が嫌がるような設備を設置したり、対策するようにしましょう。
ただし、空き家をしっかりと管理する予定がなければ、犯罪に利用されないようにすべきです。
例えば、1度取り壊して、別の建物にする方法もあります。
そして、空き家を放置することは、犯罪リスクや経済面から見て危険です。
そのため、売却や解体も検討し、まずは私たち空き家ZEROに相談していただけますと幸いです。
この記事の監修者

高等学校を卒業後、東京トヨペットに3年間勤務。その後、「お客様の気持ちに寄り添った工事をしたい」という思いから独立をし、1989年にサワ建工株式会社を設立。空き家事業だけではなく、新築工事やリフォーム、不動産業など、人が安心して暮らせる「住」を専門に約30年間、東京・埼玉・千葉を中心に地域に根付いたサービスを展開している。東京都の空き家問題に本格的に取り組むべく、2021年から「あき家ZERO」事業を開始。空き家を何とかしたい、活用したいと考えている人へサービスを提供している。