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空き家の年間の維持費は?コストを抑える方法も紹介 | 空き家の活用・運用なら空き家ZERO
COLUMN

空き家の年間の維持費は?コストを抑える方法も紹介

公開日 2023.11.29 更新日 2024.04.12

「空き家の維持にかかる年間費用総額とその内訳は?」
「空き家を維持するうえで注意すべきことや放置するリスクは?」
「空き家を有効活用する方法が知りたい」
空き家は、たとえ使っていなくても、所有しているだけで維持費がかかります。
本記事では、空き家の維持費について、網羅的に解説していきます。
空き家を何とかしたい、空き家を活用して利益を出したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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空き家を放置するリスク

空き家を放置すると、維持管理費や固定資産税の支払いなどの経済的負担が発生するだけでなく、資産価値の低下や火災、倒壊などのリスクが高まります。
また、犯罪の温床になりうるという点でも周辺環境への悪影響があり、行政からの指導や勧告を受ける可能性もあります。
くわえて、特定空き家に指定されると固定資産税が増額される可能性もあるため、放置せず適切な対策を取ることが重要です。

 

関連記事:空き家の放置リスクとは?手放したい方におすすめの処分方法5選

空き家の維持には費用がかかる?

空き家の維持費用には、いくつかの主な費用がかかります。
まず、固定資産税や都市計画税は、所有する空き家の価値に基づいて発生する税金です。
所有者は所有地や建物の評価額に応じて支払う必要があります。
次に、空き家を保護するための火災保険料です。
災害や事故による損害をカバーし、所有者の財産を守る役割があります。
さらに、空き家に必要な水や電気の利用料金。
定期的な水の使用や電気の点灯を維持するために支払われます。
最後に、管理費用として、空き家の管理・維持に関連するさまざまな費用がかかります。
たとえば、清掃や草取り、定期的な点検や修理などのために発生するコストです。
これらの費用は、少なくとも年に20万円程度はかかると見積もられており、場合によっては100万円弱ほどかかります。
詳しくは後述します。
空き家の所有者は、これらの費用を考慮し、定期的な維持費用を支払って、空き家を適切に管理する必要があります。

 

関連記事:空き家を管理する方法と注意したい潜在リスク・コストと対策方法

 

空き家の維持にかかる年間費用総額とその内訳

空き家の維持にかかる年間費用総額は、およそ20〜100万円です。
ここからは、以下の6つに大別して内訳を見ていきます。

  • 清掃費
  • 修繕費
  • 税金
  • 水道・光熱費
  • 保険料
  • 交通費

それぞれ確認してください。

清掃費

空き家の維持費用には、清掃費も含まれます。
空き家は長期間使用されていないため、ホコリや汚れ、ゴミがたまります。
これらをきれいにするために、定期的な清掃が必要です。
清掃業者に依頼する場合、人件費や清掃道具の使用料などがかかります。
清掃費用は、空き家が汚れた状態を防ぎ、環境を清潔に保つために必要な費用です。
清掃費用は他の維持費用と比較して比較的少額ですが、放置すると徐々に汚れや傷みが進行し、後の修復費用が高額になる可能性もあるため、定期的な清掃は重要です。

修繕費

空き家の維持費用として、修繕費も重要な要素です。
空き家は定期的な利用や管理が行われていないため、建物の老朽化や劣化が進行します。
壁や床の傷み、屋根の漏水、配管の老朽化などが問題となり、修繕が必要になります。
修繕費は、建物の状態や範囲によって異なりますが、建物次第で数十万円以上かかることもあります。
これには専門業者の料金や素材の費用が含まれるのが一般的です。
定期的な点検や予防メンテナンスを行うことで、修繕費を抑えることもできますが、放置すると修繕費用は増加し、建物の劣化や価値の低下を招く可能性があります。

税金

空き家の維持費用には、固定資産税と都市計画税が含まれます。
固定資産税は、所有者が所有する土地や建物の評価額に基づいて課税されます。
年に一度、地方自治体からの通知に基づいて支払われます。
都市計画税は、土地の利用状況に応じて課税される税金であり、固定資産税と一緒に徴収されることが一般的です。
これらの税金は、空き家の所有者が負担するものであり、所有地や建物の評価額に応じて異なります。
定期的に支払われるため、空き家の所有者はこれらの税金を維持費用の一部として予算に考慮しなければなりません。

 

関連記事:空き家に税金はかかる?維持費を抑える方法も解説

水道・光熱費

空き家の維持費用の内訳には、水道・光熱費も含まれます。
空き家を維持するためには、定期的な水道や電気の使用が必要です。
水道費は、給水会社からの基本料金や使用量に応じた従量料金から成り立ちます。
光熱費は、電気やガスの使用料金であり、空き家の規模や使用状況によって異なります。
年間で計算すると、これらの費用はおおよそ3万円弱ほどになることが多いです。
電気やガスの使用量を最小限に抑えるためには、不要なライトや電化製品の使用を避けることや、省エネ対策を行うことが重要です。
これらの費用は、空き家の所有者が維持費用の一部として考慮する必要があります。

保険料

空き家の維持費用には保険料も含まれます。
保険料は、空き家を保険でカバーするために支払われる費用です。
空き家は、放置されることにより火災や盗難のリスクが高まります。
そのため、所有者は保険に加入することが一般的です。
保険料は、保険の内容や保険会社によって異なりますが、年間で1万~5万円程度です。
保険に加入することで、火災や盗難などのリスクに備えることができます。
ただし、保険料は維持費用の一部として予算に考慮する必要があります。
また、空き家の状態を適切に管理し、防犯対策を行うことで、保険料の節約にもつながります。

交通費

空き家の維持費用の一部として考慮される「交通費」は、所有者が空き家の管理や点検のためにかかる交通費を指します。
所有者が遠方に住んでいたり、空き家が都市や田舎の中心地から離れている場合、空き家への交通手段(車、電車、バスなど)を利用する必要があります。
これには、ガソリン代、公共交通機関の運賃、駐車料金などが含まれるのが一般的です。
交通費は、定期的に発生しうるだけでなく、突発的な点検や手続きのためにも発生します。
所有者は、交通費の料金を予算に含め、維持費用の一部として確保する必要があります。
 

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空き家を維持するうえで注意すべきこと

空き家を維持する際には「特定空き家」として認定されないように注意する必要があります。
特定空き家に認定されると、固定資産税が一般の空き家よりも6倍にまで跳ね上がることがあります。
特定空き家とは、住宅や店舗などの使用がなく一定期間以上空き家状態が続いた物件のなかでも、以下のような物件を指します。

  • 建物の破損や倒壊で保安上の危険がある
  • ゴミの放置による異臭や動物・虫の繁殖など衛生上有害である
  • ゴミや落書きの放置や立木・雑草の繁殖など景観を著しく損なう
  • 不審者の侵入や落雪など生活環境の保全に著しい悪影響がある

この状態が続くと「空家等対策特別措置法(空家等対策の推進に関する特別措置法)」により特定空き家として認定されます。
空き家を維持する際には、定期的に利用するか、保安上・衛生上のリスクに十分注意しつつ、特定空き家にならないようにする必要があります。

 

関連記事:空き家の運用方法や注意点を紹介

空き家を有効活用する方法

最後に、空き家を有効活用する方法について紹介して終わります。
一般的には、以下の3つのいずれかが推奨されます。

  • リノベーションする
  • 建て替える
  • 更地にする

それぞれ確認してください。

 

関連記事:空き家の有効活用10選!事例を踏まえて収益化をするアイディアを紹介

リノベーションする

空き家をリノベーションして賃貸やコワーキングスペースとして貸し出す方法は、地域のリソースを活用し、新たな活性化を促す有効な手段です。
リノベーションによって空き家を魅力的なスペースに変えることで、住居や働き場所を求める需要に応えることができます。
賃貸として貸し出すことで地域に新たな住民を呼び込み、地域経済の活性化にもつながるでしょう。
また、コワーキングスペースとして貸し出せば、フリーランスやスタートアップ企業などの働き方の多様化に対応し、交流やアイデアの創出を促進します。
これにより、地域の文化や産業の発展に寄与することも期待できるかもしれません。
リノベーションを通じて、空き家問題の解消と地域の活性化を同時に実現することが可能です。

建て替える

空き家を建て替えてコインランドリーなどの施設にすることは、地域の需要に合ったサービスを提供し、地域の便益を向上させる効果的な方法です。
建て替えにより、老朽化や機能不足の問題を解消し、新たな施設を提供できます。
コインランドリーは、忙しい現代社会で洗濯に時間を割けない人々にとって便利な利用先です。
とくに、近隣に学生寮や住宅が集中している地域では需要が見込めます。
地域の住民が利用することで、近隣の経済活動が活性化し、地域の魅力向上にも寄与できるでしょう。
さらに、建て替えによって新たな雇用も生み出され、地域の雇用促進にも一役買います。
空き家を建て替えることで、地域のニーズに合わせた施設を提供し、地域経済の活性化に貢献できます。

更地にする

空き家を更地にして駐車場などのニーズに応えることは、地域の利便性向上や収益の確保につながる有効な方法です。
とくに、都市部や商業地域では駐車場不足が問題となっていますが、空き家を更地にすることで駐車スペースを増やすこともできます。
これにより、地域の住民や来訪者は車を停める場所に困ることがなくなり、街の交通や商業活動が円滑化するでしょう。
また、駐車場の運営によって収益を得ることも可能です。
地域住民や企業からの駐車料金により、空き家の維持費の一部を捻出できるだけでなく、地域の財源としての活用もできます。
更地にすることで、空き家が問題となっている地域の景観も改善され、街全体の魅力が高まることでしょう。

 

関連記事:空き家はどうするべき?方法やお得になる制度を紹介

空き家の維持費はおよそ20〜100万円

空き家の維持には、およそ20〜100万円の費用がかかることがあります。
これには、定期的な点検や清掃、防犯対策、保険料、税金などが含まれます。
また、建物や設備の劣化や修繕が必要な場合は、それに応じた費用も発生します。
ただし、具体的な金額は物件の大きさ、築年数、使用状況などによって異なるため、個別の見積もりが必要です。
適切な維持管理を行うことで、長期的な経済的負担を軽減できます。

 

空き家活用のあき家ZEROではオーナー様にとって利益のある空き家活用サービスをご提案・提供いたします。
空き家の活用にご興味がある方はぜひ一度お問い合わせください。
 

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この記事の監修者

寺澤 正博

サワ建工株式会社 代表取締役

一級建築施工管理技士

二級建築士

高等学校を卒業後、東京トヨペットに3年間勤務。その後、「お客様の気持ちに寄り添った工事をしたい」という思いから独立をし、1989年にサワ建工株式会社を設立。空き家事業だけではなく、新築工事やリフォーム、不動産業など、人が安心して暮らせる「住」を専門に約30年間、東京・埼玉・千葉を中心に地域に根付いたサービスを展開している。東京都の空き家問題に本格的に取り組むべく、2021年から「あき家ZERO」事業を開始。空き家を何とかしたい、活用したいと考えている人へサービスを提供している。

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