【危険】空き家が空き巣に狙われる理由と今すぐできる3つの対策

空き家は、適切に対策しなければ空き巣の格好のターゲットになります。

実際に、侵入窃盗の多くが無人の家や管理が行き届いていない家を狙っているのです。

 

しかし、空き巣の被害は「金品が盗まれる」だけではありません。

不法占拠や放火、不法投棄など、空き家を放置することで、想像以上のリスクを抱えることになります。

 

では、空き巣に狙われる空き家の特徴とは？

どうやって防ぎ、安全に管理できるのでしょうか？

 

この記事では、それらに答えるべく、空き家の空き巣被害や対策について解説します。

あなたの大切な資産を守るために、今すぐ対策を始めましょう。

 

空き巣被害に遭う4つリスク

空き家を放置していると、空き巣に遭う可能性が高まります。

しかし、単なる盗難被害にとどまらず、さまざまな二次被害を引き起こすことも。

 

ここでは、空き巣に狙われた空き家が直面する4つのリスクを解説します。

窃盗被害

「空き巣」と聞くと、すぐに思い浮かぶ被害は窃盗ではないでしょうか？

 

空き巣犯は、現金や貴金属、ブランド品といった高価なものを狙います。

これらは、小型で持ち運びやすく、転売もしやすいため、狙われやすいです。

 

さらに、人目につきにくい空き家なら、大きな荷物を運び出しても周囲に気づかれにくいです。

そのため、大型の家具や家電まで盗み出すことも少なくありません。

 

しかも、空き家を物色する際に家財が荒らされたり、破損したりする被害も発生しやすくなります。

不法投棄

空き家が空き巣被害に遭うと、ゴミを不法投棄される危険性もあります。

 

空き巣犯にとって、換金してもお金にならないものは必要ありません。

金目の物は盗まれ、換金できない物は捨てられるといった散々な事態に見舞われるでしょう。

 

不法投棄されたものが空き家に放置され続けると、悪臭や害虫の原因になるので、近隣住民からのクレームに繋がるリスクも含んでいます。

不法占拠

空き家の防犯対策ができていないと、空き巣犯に不法占拠されるリスクがあります。

 

いくら空き家と言えど、知らない人に荒らされて占拠されていると恐ろしいです。

タイミングが悪く、家に戻った際に不法占拠者と鉢合うと危害を加えられる可能性もあります。

 

空き家が不法占拠されると、最悪の場合、犯罪に利用されるケースもあります。

実際に空き家が大麻の取引場所として使用された事例もあります。

放火リスク

空き巣に入られると、証拠隠滅のために空き家を放火される可能性もあります。

 

空き家に人は住んでいないため、空き巣犯に放火されたことに気付くのが遅れるかもしれません。

その結果、被害が拡大することも考えられます。

 

空き家での火事が近隣住民を巻き込んでしまうと、賠償金を請求されることもあるため、注意が必要です。

 

 

空き巣に狙われる空き家の特徴3選

空き家でも、空き巣に狙われやすい家と狙われにくい家がありますが、その違いは何でしょうか？

ここでは、空き巣に狙われやすい特徴を3つ解説します。

人通りが少なく、人目に付きづらい

空き巣犯は、周囲からの目を避けながら侵入できる家を狙います。

そのため、人通りが少なく、見えにくい場所にある空き家は特に危険です。

 

例えば、次のような空き家はターゲットになりやすい傾向にあります。

 

• 住宅街から離れた場所にある
• 角地にあり、周囲からの視界が遮られている
• 夜間でも街灯が少なく、暗い場所にある

 

このような環境では、空き巣犯が侵入しても周囲に気づかれにくく、犯行が成功しやすいため、狙われやすくなります。

管理が行き届いておらず、人の気配がない

管理が不十分な空き家は、「長期間放置されている」と判断されやすく、空き巣の標的になります。

以下のような状態になっている空き家は要注意です。

 

• 庭の雑草が伸び放題になっている
• 郵便物がポストに溜まり、あふれている
• 雨戸やカーテンが常に閉められたまま

 

特に、道路から見える範囲の管理不足は、空き巣犯が簡単に判断できるので、気を付けなくてはいけません。

外からの侵入しやすい

空き家が外からの侵入しやすい場合、注意してください。

なぜなら、空き巣犯は短時間で簡単に侵入できる家を好むからです。

 

• 玄関の施錠が1つしかない
• オートロックや監視カメラなどがない
• セキュリティ対策が不足している

 

上記のような空き家は、侵入しやすく、空き巣のターゲットになりやすいです。

 

経年劣化した窓や鍵は、バールなどで簡単にこじ開けられるため、侵入のリスクが高まります。

 

空き家を空き巣から守る3つの対策

「不法投棄・放火・窃盗」といった空き巣の被害に遭いたくありませんよね？

そのためにも、空き巣から空き家を守るために効果的な3つの対策を紹介します。

防犯設備を導入する

空き家に防犯設備を導入することで、侵入を未然に防ぐとともに、万が一の際の証拠を残せます。

 

防犯カメラの設置は、特に有効な対策。

犯行が発覚しやすくなり、犯罪抑止力が働きます。

仮に空き巣被害に遭った場合でも、映像が証拠となり、早期解決につながる可能性があります。

 

さらに、空き巣の多くは1階の窓から侵入する傾向があります。

窓ガラスに「防犯フィルム」を貼ることで、ガラスが割れにくくなり、空き巣犯の侵入を防ぐ効果があります。

 

このように、空き家に防犯設備を導入することで、空き巣犯が狙いにくい環境を作れるのです。

空き家を管理する

空き家を管理し、「人が住んでいる」と思わせることで、空き巣犯から狙われにくくなります。

 

定期的に庭の手入れをしたり、郵便物を回収したりすることで、人が出入りしている空き家だとアピールできます。

雨戸やカーテンを開け閉めするだけでも、防犯効果は高まるでしょう。

 

しかし、遠方に住んでいて管理が難しい人もいるのではないでしょうか？

その場合は、空き家管理サービスを利用するのも一つの手です。

 

プロの業者に定期的な巡回を依頼すれば、空き家の状態を維持しながら、防犯対策を強化できます。

空き家の有効活用もしくは売却する

そもそも、空き家の状態で放置し続けることはリスクです。

そこで、賃貸や民泊施設などとして活用し、常に人が出入りする状況を作ることが防犯対策として効果的です。

 

空き家を有効活用する方法としては、以下のような選択肢があります。

 

• 賃貸物件として貸し出す（賃料収入を得ながら管理が可能）
• 民泊施設にする（旅行者の出入りがあることで防犯性が向上）
• コワーキングスペースとして活用する（日中の人の出入りを増やすことで狙われにくくなる）
• 古民家カフェや貸し倉庫として運営する（事業用として活用し、収益を得る）

一方で、「活用が難しい」「管理の手間を減らしたい」と考える場合は、売却を検討するのも一つの選択肢です。

空き家ゼロのような専門業者が買取に応じます。

 

空き家のまま放置するのではなく、活用または売却を進めることで、空き巣リスクを根本から解決できます。

 

 

空き巣に入られたら取るべき行動は？

「防犯対策」や「定期的な管理」を徹底していても、空き巣被害を100％防ぐことは難しいです。

 

ただ、万が一の事態に備えて適切な対応を知っておくことが重要です。

もし空き巣に入られたら、焦らず冷静に行動し、被害を最小限に抑えましょう。

 

まず、家の中にいる場合は、すぐに外へ避難することが最優先。

空き巣犯がまだ家の中にいる可能性があり、対面してしまうと危険です。

 

自宅に戻った際に空き巣被害に気づいた場合も、室内を不用意に触らず、そのままの状態を保つことが重要です。

 

次に、速やかに警察へ通報し、状況を正確に伝えます。

指紋や足跡などの証拠が残っている可能性があるため、ドアノブや家具には触れず、警察の指示に従って行動しましょう。

 

被害状況を把握するためにも、盗まれた物や壊された箇所をメモや写真で記録しておくと、後の手続きがスムーズになります。

 

その後、二次被害を防ぐために、金融機関やクレジットカード会社へ連絡し、カードや銀行口座の利用停止手続きを行いましょう。

万が一、通帳やキャッシュカードが盗まれていた場合、不正利用のリスクがあるため、早めの対応が求められます。

 

空き巣被害に遭った際は、パニックにならず、落ち着いて行動することが何よりも大切。

「家の外へ避難する」「警察へ通報する」「二次被害を防ぐ」この3つを意識し、速やかに対応しましょう。

 

空き巣被害後の空き家対策

空き家に空き巣が侵入した際、荒らされてしまうことは多々あります。

では、その後の対処はどうすべきなのでしょうか？

 

まず、窓や玄関の鍵が壊れている場合は、速やかに修理業者へ依頼し、防犯性を回復させましょう。

鍵の破損を放置すると、侵入が容易になり、再度被害に遭うリスクが高まります。

 

また、空き巣被害の再発を防ぐためには、防犯対策の強化が不可欠です。

前述の防犯カメラやセンサーライトの設置は必須。

セキュリティ強化のために、補助錠の設置や防犯性の高い鍵への交換も検討すると良いでしょう。

 

万が一の事態に備え、警察やセキュリティ会社の緊急連絡先を控えておくことも大切です。

防犯対策を強化し、適切に管理することで、空き巣被害の再発を防ぎ、安全な状態を維持しましょう。

 

空き家の防犯対策で空き巣被害を抑制

立地条件や環境次第で、空き家は空き巣犯の絶好のターゲットとなってしまいます。

しかし、防犯設備を導入したり、適切に管理したりすれば、被害に遭う可能性を下げられるでしょう。

 

ただ、空き家を放置するのは、非常に危険です。

「空き家ZERO」にお問い合わせいただき、有効活用したり売却したりしてみませんか？