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空き家売却は埼玉でも難しい?利益を残すための3つの注意点と解決策 | 空き家の活用・運用なら空き家ZERO
COLUMN

空き家売却は埼玉でも難しい?利益を残すための3つの注意点と解決策

公開日 2025.08.01 更新日 2025.08.06

相続や転勤で、使う予定のない空き家がそのままになっていませんか?
空き家を持ち続けると、固定資産税や管理の負担が増えるうえ、老朽化が進めば倒壊リスクや特定空家に指定される可能性もあります。

 

一方で「売ったほうがいいのか」や「活用できないのか」と迷う方も少なくありません。
実際、埼玉では都市部と郊外で市場傾向が異なり、思ったより高く売れる場合もあれば、利益があまり残らないケースもあります。

 

この記事では、埼玉県の空き家事情と売却の方法、そして初期費用ゼロで空き家を活用する新しい選択肢まで解説します。
「売るべきか活用すべきか…」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

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埼玉の空き家は増えている?売却事情と市場の傾向

 

埼玉県では、全国的な傾向と同様に空き家が増えています。
住宅・土地統計調査(令和5年)によると、埼玉県の空き家数は約33万戸で、住宅総数に占める割合は約9.3%と、全国で最も低い水準です。

 

一見すると全国的に見ると優秀に思えますが、利用目的のない「その他の空き家」は増加傾向にあり、特に県北部や西部の郊外エリアでは高い空き家率が目立ちます。
例えば秩父市では19.6%、深谷市では13.7%、熊谷市では13.2%といった数字が報告されています。

 

売却市場を見ると、都市部と郊外で大きな差があります
さいたま市や川口市、川越市など東京への通勤アクセスが良い都市部では、相場に近い価格で売却できるケースが多く、仲介での売却が選ばれる傾向です。

 

一方で、秩父市や深谷市などの郊外・過疎化エリアでは買い手が少なく、価格が伸びにくいため、直接買取や活用を前提とした取引が増えています。

 

関連:令和5年住宅・土地統計調査結果(埼玉県分)について
関連:県内空き家の現状

 

空き家を売る3つの方法と特徴

 

相場に近い価格で売りたいのか、スピード重視で現金化したいのか、それとも地域で活用してほしいのか。

 

空き家を売却する方法は大きく分けて3つあるので、それぞれの選ぶべき方法を解説します。

 

相場重視なら仲介売却!時間はかかるが高く売れることも

空き家を相場に近い価格で売却したい場合は、不動産会社に仲介を依頼して買い手を探す「仲介売却」が向いています
不動産会社が広告やポータルサイトに物件を掲載し、購入希望者を募るため、条件が良ければ市場価格に近い金額での売却が期待できます

 

ただし、買い手が見つかるまでには時間がかかることが多く、数ヶ月〜半年程度かかるケースも珍しくありません
また、売却成立時には仲介手数料が発生するため、手取り額はやや減る点にも注意が必要です。

 

ちなみに、仲介手数料は、法律で上限が「売買価格×3%+6万円+消費税」と定められています。
相場重視で高く売りたい方の場合、この金額が手取り額に影響するため、事前に把握しておくと安心です。

 

最短即日も可能!スピード重視なら不動産買取

空き家をできるだけ早く現金化したい場合は、不動産会社に直接買い取ってもらう「不動産買取」が向いています。
仲介のように買い手を探す必要がないため、最短で即日〜1週間程度で契約・現金化が可能なケースもあります。

 

買取のメリットは、売れ残りのリスクがなく、確実に売れることです。
また、古い家や傷みがある物件でも、そのままの状態で買い取ってもらえる場合が多く、修繕やクリーニングをしなくても済むことも魅力です。

 

ただし、仲介売却に比べて売却価格は低めになりやすい点には注意が必要です。

 

「多少安くても、とにかく早く売りたい」
「管理の手間からすぐ解放されたい」

 

そんなときにおすすめの方法です。

 

地域密着の空き家バンク・専門サービスを使う

自治体が運営する空き家バンクや、空き家の利活用に特化した専門サービスを利用する方法もあります。
空き家バンクは、移住希望者やリノベーション目的の利用者とのマッチングを目的としており、通常の市場では売れにくい築古物件や郊外物件でも活用されるケースがあります

 

また、空き家活用に強い専門サービスでは、リフォームや管理まで一括してサポートしてくれることも多く「そのまま放置している家を誰かに使ってもらいたい」というニーズに応えられます
特に地域に密着したサービスでは、地域の実情を理解した提案が期待できる点も魅力です。

 

「少しでも地域貢献につながる形で活用してほしい」
「古い家だけど使ってくれる人を探したい」

 

そんな方には、こうしたサービスの利用が選択肢になります。

 

埼玉県の空き家売却で使える補助金・支援制度

 

埼玉県では、空き家の解体や利活用にかかる費用を軽減するための補助金・支援制度が整備されています。

 

例えば、秩父市と熊谷市では、昭和56年以前に建てられた一戸建て住宅の解体費用を最大30万円まで補助する制度があります。

 

関連:秩父市公式サイト
関連:熊谷市公式サイト

 

また、埼玉県は市町村が運営する空き家バンクを活用した取引を後押ししており、登録物件の改修費用に対して上乗せ補助を行う市町村もあります。

 

関連:埼玉県空き家バンク活性化支援事業

 

これらの制度を利用すれば、空き家の売却や活用の初期コストを大幅に抑えることが可能です。
対象や条件は市町村ごとに異なるため、売却を検討する前に制度を確認することが重要です。

 

空き家は売却が正解?利益が残らないケースも

 

不要な空き家を「とにかく売ってしまった方が良い」と考えることでしょう。
たしかに、売却すれば管理の手間や固定資産税から解放されるので、すっきりと資産整理ができます。

 

しかし、実際には、売却しても思ったほど利益が残らないケースも珍しくありません。
「売れば一件落着」という考え方は、一見シンプルですが、必ずしも最善の選択肢ではない場合があるのです。

 

なぜ、利益が残りにくいのか。
その原因を掘り下げ、別の選択肢として初期費用ゼロでの活用方法と、そこから広がる未来について紹介します。

 

築古や立地条件次第で利益が少ない現実

空き家を売却しても、思ったより利益が残らないケースは珍しくありません。
その理由は、主に建物の築年数や立地条件といった要素にあります。

 

築古物件は建物価値が低く評価されがちで、土地価格のみで査定されるケースも多くあります。
さらに、都市部以外のエリアでは需要が限られており、価格が思うように伸びない傾向があります。

 

加えて、売却時には手数料や解体費用といったコストもかかり、結果として手取り額が想定より少なくなることがあります。

 

この3つの要因について、詳しく見ていきましょう。

 

古い家は土地価格だけで評価されることが多い

築年数が古い住宅は、建物そのものの価値がほとんど評価されないことが多くあります。
特に木造住宅は耐用年数が短く、築20〜30年を超えると市場では「資産価値がゼロに近い」と見なされるケースも少なくありません。

 

その結果、売却価格は土地部分の価値のみで査定されることが多く「家が付いているのに更地と同じ価格だった」というケースも珍しくないのです。

 

場合によっては、解体してから売ったほうが買い手が付きやすいと判断されることもあります。

 

都市部以外は価格が伸びにくい

空き家の売却価格は、立地条件に大きく左右されます。
駅近や商業施設が充実した都市部では需要が高く、相場に近い価格で売却できる可能性があります。

 

一方で、郊外や人口減少が進む地域では買い手が限られ、売りに出してもなかなか成約に至らないことがあります。

 

そのため、価格を下げなければ売れないケースも多く、思ったより利益が残らない結果になりがちです。

 

売却時にかかる仲介手数料などのコスト

空き家を売却する際は、売却価格がそのまま手元に残るわけではありません。

 

仲介を依頼した場合には、仲介手数料(売却価格の3%+6万円+消費税)がかかります。
また、登記の手続きにかかる登録免許税や司法書士報酬も発生します。

 

さらに、建物の老朽化が激しい場合には、解体費用や残置物の処分費が必要になることもあります。

 

これらのコストを差し引いた結果、想定よりも利益が少なくなるケースは少なくありません。

 

初期費用ゼロでリフォーム・収益化する

これまで見てきたように、空き家を売却しても想定より利益が残らないケースは少なくありません

 

築年数が古く建物価値がほとんど付かない物件や、需要の少ないエリアの物件では、土地価格のみで査定されることもあります。
さらに、売却のための解体費用・仲介手数料・残置物処分費といったコストが発生して「売れたけれど手元に残った金額はわずか」という結果になることもあります。

 

こうした課題に対して注目されているのが、初期費用ゼロでリフォームして活用する方法です。

 

最近では、所有者がリフォーム費用を負担せず、サービス提供者が代わりにリフォームを行い、活用後の収益から費用を回収する成果報酬型のサービスが登場しています。
これにより、所有者は大きなリスクを負うことなく、空き家を収益を生む資産に変えることが可能になっています。

 

例えば、老朽化した空き家を賃貸住宅として貸し出したり、店舗やシェアスペースとして活用したりすれば、定期的な家賃収入が得られるだけでなく、地域のニーズに応じた価値ある不動産として再生できます。
特に、空き家を持て余していた人にとっては「放置するだけの負債」から「収益を生む資産」へと変化させられる、大きな転換点になります。

 

空き家は「売る」だけが選択肢ではありません。
初期費用ゼロでのリフォーム・活用という新しい方法を取り入れることで、長期的な収益化と資産価値の向上、そして地域への貢献という、従来にはない未来が広がっていきます。

 

初期費用ゼロのリフォーム活用を実現する企業とは?

「初期費用をかけずに空き家をリフォームでき、かつ活用方法まで見出せる」
それを実現してくれる業者を探すのが、今度は億劫ですよね。

 

実は、この「あなたに一切の費用負担がないサービス」をご提供しているのが、あき家ZEROになります。
リフォームの初期費用を用意できない方でも、資産を再生し、収益を生み出す空き家活用が可能になります。

 

空き家を「負担の種」から「価値ある資産」に変えるために、私たちは活用方法の提案から施工、管理までを一括サポートします。
放置するしかなかった空き家も、地域で役立つ施設や住まいとして生まれ変わる可能性があります。

 

埼玉県加須市での事例:空き家を賃貸物件として再生

 

埼玉県加須市にある築35年の木造2階建て住宅。
長年住んでいた親御さんが亡くなり、農業を営んでいた家もそのまま空き家になっていました。

 

依頼主の方は「いずれ何とかしなければ…」と思いながらも、解体費用の高さやリフォーム費用の負担を考えると、なかなか行動に移せなかったといいます。

 

そんななかで見つけたのが、初期費用ゼロで空き家を活用できる当社のサービス
今回ご相談をいただき、賃貸運用プラン(7年契約)での再生がスタートしました。

 

関連:埼玉県の戸建て賃貸空き家活用事例

 

築35年の空き家を全面リフォーム

親御さんが長年住んでいたご実家がそのまま残されたため、畳の焼けや壁紙の汚れ、床のきしみ、キッチンや水回りの老朽化が目立ち、現状ではすぐに賃貸物件として利用するのは難しい状態でした。

 

所有者様自身も「この状態で借り手がつくのだろうか」という不安を抱えておられました。
そこで当社では、新しい入居者が安心して住める家に生まれ変わらせることを目的に、全面的なリフォームを実施しました。

 

室内全体の印象を変えるため、内装の刷新に着手。
壁紙は全て白を基調とした明るいものに張り替え、畳は新調、床もきしみや傷みを補修して張り替えました。

 

その結果、長年の空き家特有の暗さや古さを感じさせない、清潔感と開放感のある空間に変わりました。

 

水回りも大きく手を入れました。
特にキッチンはシンクを丸ごと交換し、シンク下収納も新しく設置。

 

毎日の生活で使用頻度が高い場所だからこそ、見た目だけでなく使い勝手も重視したリフォームを行っています。

 

浴室やトイレなどもメンテナンスを施し、入居者が安心して暮らせる環境を整えました。

 

さらに、見えない部分の安全性も重視しています。
雨漏り調査と耐震調査を実施し、老朽化によるリスクを把握した上で必要な補修を行いました。

 

これにより、単なる見た目の改善にとどまらず、安心して長期間暮らせる家に再生することができたのです。

 

初期費用ゼロでオーナーの負担なし

今回のリフォームには1,860,000円という決して小さくない金額がかかりました
キッチンのシンク丸ごと交換、内装や床の張り替え、水回りの全面改修など、見た目と暮らしやすさの両面を改善する本格的な工事だったためです。

 

通常であれば、この規模の工事費用はすべて所有者の負担となり、資金の用意ができなければリフォームそのものを諦めざるを得ません。

 

しかし今回は、オーナー様の負担はゼロ円
当社では、初期費用をかけずにリフォームを実施し、その後の賃貸運用による収益の一部から費用を回収する成果報酬型プランを採用しています。

 

この仕組みによって、所有者は手元資金がなくても空き家を再生でき、「お金がないから何もできない」という悩みを解消できるのです。

 

月2万円の収入と安定した賃貸運用

リフォームが完了した物件は、白を基調とした壁紙や新しく交換したキッチンによって、明るく清潔感のある住まいへと生まれ変わりました。
この変化は入居希望者の目に留まり、募集を開始してから多くの問い合わせが寄せられました。

 

その結果、現在は入居者が決定し、賃貸契約が成立。
賃料は月70,000円で、オーナー様には毎月20,000円の収入が入る仕組みです。

 

これまで「どうすればいいかわからない」「処分するしかない」と悩んでいた空き家が、安定した収入源に変わりました。

 

この安定収入は、初期費用を一切負担しなかったことと合わせ、オーナー様にとって大きな安心材料となっています。
今では固定資産税や管理の負担に悩まされることもなく、継続的に収入を得られる資産として有効に活用できています。

 

埼玉の空き家でお悩みなら、まずは無料相談から

空き家の活用なら空き家ZERO

 

「親から相続した家が空き家になっているけれど、どうすればいいのかわからない…」
「解体するにもお金がかかるし、売るといってもどれくらいで売れるのか不安…」

 

空き家の問題は、あなたを始め、多くの方にとって何から手を付けていいか分からない悩みです。

 

実際、現地を見てみると初めてわかる問題も少なくありません。
外からは分からなかった雨漏りや老朽化、管理不足による近隣への影響…。

 

こうした課題は一人で抱え込んでいてもなかなか解決できないのが現実です。
だからこそ、まずは一度ご相談ください。

 

あき家ZEROでは…

 

  • 初期費用ゼロでリフォームし、賃貸物件として収益化するプラン
  • 媒介契約によって購入希望者を探し出す売却プラン
  • 条件が合えば当社が直接買い取るプラン

 

といった、さまざまな選択肢をご用意しています。

 

どの方法があなたに最適なのかは、お話を伺ってからでなければ分かりません。
まずは無料相談で現状を共有していただき、一緒に解決策を考えましょう。

 

負担でしかなかった空き家を、価値ある資産に変える第一歩を踏み出してみませんか?

この記事の監修者

寺澤 正博

サワ建工株式会社 代表取締役

一級建築施工管理技士

二級建築士

高等学校を卒業後、東京トヨペットに3年間勤務。その後、「お客様の気持ちに寄り添った工事をしたい」という思いから独立をし、1989年にサワ建工株式会社を設立。空き家事業だけではなく、新築工事やリフォーム、不動産業など、人が安心して暮らせる「住」を専門に約30年間、東京・埼玉・千葉を中心に地域に根付いたサービスを展開している。東京都の空き家問題に本格的に取り組むべく、2021年から「あき家ZERO」事業を開始。空き家を何とかしたい、活用したいと考えている人へサービスを提供している。

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